古村敏比古(Sax)
石井為人 (Key)
江口弘史(Bass)
波田野哲也(Ds)
第一部
1.Trouble Travellers
2.博多モーニング
3.一撃乱発
4.Eyes Wide Shut
5.バトルロワイヤルホストグランプリ〜新宿歌舞伎町にて
第二部
6.路地裏の中高年
7.産婆マスター
8.デラデラ(名古屋にて)
9.飛騨飛騨甲斐甲斐信濃甲斐(OL様いらっしゃ〜い)
10.Beyond The Forest
時計の針が20時を少し回り、
「こんばんは〜」
ちょっと、はにかんだ感じの古村さんのその一言から始まったこの日のLIVE、 その古村さんのお言葉に客席からも「こんばんは〜」の声が返ってきて、
「ビスタの発売日にもかかわらず、月末のお忙しい中、平日にもかかわらず・・・」
「慰めで作った曲にもかかわらず、生でやってくれるという事で・・・」
と、メンバーに頭を下げた古村さん、 確か、ここでメンバー紹介したような・・・
「キーボード・石井為人、ドラムス・波田野哲也・・・」
続いて、
「実はバンマス!」
と江口さんを紹介してました。何でも江口さんが古村さんのCDを聞い、『生でやりましょう!』と言ったのでこの日のLIVEが実現したそうで、感謝をこめて古村さんがそういう事を言ってました。
そういう事ならボクらこの日のオーディエンスも江口さんに感謝!だって、すごく楽しく、感動的なLIVEだったもんで。
まず最初の曲、「Trouble Travellers」は波田野さんのドラムから始まって波田野さんのドラムスってパワフルだな〜って思っていたら、
そこに古村さんのテナー・サックスが重なって、そのサックスの音色がこれまた実に力強く感じました。
1曲目から一気にヒートアップ。 場内も古村さん達も。
1曲目が終わって古村さんがアルバム、「奥の極細道」「奥の激細道」を簡単に紹介した後、
「この曲は“道”がテーマの曲じゃないけど。」
と言ってから2曲目の「博多モーニング」に。 遠く博多の街に想いを馳せながら聴いてました。
1曲目と2曲目は曲名を言ってから演奏してくれたのですが、3曲目は曲名を言ってくれませんでした。でも、
「K-1見ながら作った曲、フランシスコ・フィリオっていう極新出身のトランクスに“一撃”って書いてる人の試合で、そのフィリオが負けちゃった試合で、KOじゃなくて判定まで行って・・・全然“一撃”じゃなくて。相手は誰だったけ。フグ、じゃなかった。」
という説明だったので、たぶん、この曲「一撃乱発」のはずです。 すみません、実は古村さんの曲、全て曲名がわかるわけではないもので・・・・
ファンとしてまだまだだと反省。
この曲で石井さんはウッドベースを弾いてくれました。
古村さん曰く、では「うっどりベース」なんですが、まさにうっとりしちゃう音色でした。
4曲目、古村さんが曲名言ってくれたときに
「アイズ・・・」
しか聞き取れなくて、『会津』の付く曲だと思って家に帰って「・・・極細道」のアルバムにこの曲名を見つけ、聴いてみたらそうでした。 盛り上がったときのサックスの♪テテテテ♪という所のインパクトが強かったんですが、ボクには文章で表現できません。
この日のLIVEで、好きになってしまった曲です。 「・・・極細道」、今まで何度も聴いてるけど、聴き過ごしてました。 これまたファンとして反省。
この曲で江口さんのベースソロが聴き応えありました。
ベースってあんまり主役的な楽器じゃない感じ(失礼)のイメージがあったのですが、ベースのその音色に思わず聴き入ってしまいました。 ベースってこんなに面白い楽器なんだ〜!?って。新たな発見。
江口さん、ありがと〜!
「バトルロワイヤルホストグランプリ〜新宿歌舞伎町にて」は、新宿・歌舞伎町のライブハウスに行って終わって出てきたら客引きの人がいっぱいいて、そんなイメージで作った曲だそうで、そんな新宿の慌しい雑踏の様子を感じられました。
そしてこの曲が終わると、「休憩!」
時計を見ると開演からちょうど一時間の21時。 1曲1曲がすごく長く、そして古村さんも他の方もすごーく楽しそうに演奏してました。 でも1時間で5曲、という事は1曲何分?
MCもそんなに長かった様には感じませんでしたが。
MC・・・どんな話してくれたっけ。
わりと最初の方に
「今年はヤクルト対ベイスターズを横浜スタジアムに見に行かなくっちゃ!」
に客席の反応はなし、
「興味ない?大矢監督も古田監督もヤクルトのキャッチャーで・・・興味ない?」
なんて古村さんが野球の話をしてたら、確か江口さんだと思ったのです、『大杉』という名前を出して、
「大杉!?懐かしい名前だね。」
と達川(元広島カープのキャッチャー)が現役だったときに、けっこう三味線がすごくて、大杉が打席のときに 「ロートルだから打てねぇよ!」って言って、それに大杉がカチンときて、ホームラン打ってベース回ってホームに帰ってきた時に、達川の頭をはたいた!なんて話をしてくれました。
「ふつう、はたかないよ〜!」
って。
いつもこの会場では、カウンターの入ってすぐの席を選ぶのですが、あいにくこの日はすでにそこに座っている人がいて、そこから4番目のカウンターの席に座ってました。
そしたらその席って、古村さんの正面ちょっと左って感じで、古村さんが話す時に、なんかボクの方を見て話しているように勝手に思ってしまいました。まるで古村さんから野球観戦のお誘い受けてるような。
さらにこの席にした事の幸運・・・
古川村のLIVEだと開場の19時までリハーサルしてて、それから古村さんとのぞみさんが会場出ていって、で、開演ちょっと前に戻ってくる、そんなパターンなので、てっきりこの日もそうだと思って、会場に入ってすぐ、ケータイでメール打ってたりしてて、何気なく会場内見渡したら、ボクの席の斜め後ろのテーブル席に古村さん達が座っていて、古村さんがボクに気付いてくれて、目で挨拶してくれたように思えたので、ボクも慌てて頭下げたりとか、
あとは休憩時間中に古村さんがカウンターの中にいるこの会場のスタッフの方に用事があったときに、ボクのすぐ近くまで来てくれて、
「何飲んでるの?」
って。
突然の事で慌てて
「焼酎の・・・」
とボクが答えると、
「真っ直ぐね!」
と言ってくれたりと、そんなささやかな事でも古村さんと関わりが持てて嬉しかったんです。
さて、そうこうしているうちに休憩も終わり、第2部の始まり、
いきなり古村さんが
「今、休憩中に江口君に言われたんだけど、オレに似てる自衛隊出身の俳優って誰?」
客席からすぐさま
「石井さん!」
に江口さんが
『あぁ〜!』
と納得、 だけどそれ誰?
それはさておき、
まずは、この日の「課題曲」の「路地裏の中高年」
「さっきの曲は新宿でしたが、これはこの辺の一本入ったあたりの曲。」
と言ってからこの曲に入ったのですが、このメンバーの素敵な演奏だと、わびしい中高年、というよりも活気に満ちたナイスミドルの曲に感じました。
聴いてて圧倒されちゃいました。
実はこの日初めてこのメンバーで集まったそうで、
「決して皆さんを舐めてるわけではありません。」
とまで言ってた古村さんですが、舐めてるどころか、すごく素敵ないかした演奏のLIVEでした。
この曲で江口さんはウッドベースだったのですが、ベースソロの時に、何かを歌いながら弾いていました。
あれは何を歌っていたのでしょうか。
「産婆マスター」では古村さんがソプラノ・サックスを吹いてくれました。一部の時もソプラノ・サックスの曲、あったような気がしますが、もう記憶がありません。記録もありません。
古村さんのソプラノ・サックスは繊細なイメージがあるのですが、この日はこの曲だけじゃなくて、とてもパワフルでした。ソプラノ・サックスなのに、波田野さんのドラムスに負けてないくらい。いえ、勝つとか負けるとかじゃなくて、この日のメンバーのそれぞれの奏でる音が実にいい感じでお互い、相手の音を引き立てつつも自分の主張はする、そんな風にボクには感じられました。最強・最高のセッションでした。
「デラデラ(名古屋にて)」は曲名言った後「みゃーみゃー」って古村さんが言ったような記憶があります。聴いてて思わず、みゃーみゃー言いたくなるような曲でした。決して名古屋をバカにしてるとか偏見を持ってるわけではありませんが。
で、次の曲に入る時に
「“デラデラ”の次は“ヒダヒダ”かい!」
だって。でも、そういうタイトルつけたの誰!?
「飛騨飛騨甲斐甲斐信濃甲斐(OL様いらっしゃ〜い)」は去年5月の六本木でのLIVEで“生”で聴いて好きになっちゃった曲。実は、この日、一番聴きたかった曲だったりします。なので演ってくれてすごく嬉しかったです。
この曲もソプラノ・サックスでした。これまた力強く、聴いててすごくパワーをもらった気がします。
「最後の曲」と言ってから演ってくれた「Beyond The Forest」は
「譜面には“オーシャン”って書いてあった。」
そうで。
「Beyond The Ocean」に改名?
「最後の曲」のせいか、古村さんもメンバーの方もすごく熱を込めて演奏してるように感じました。特にこの曲は。
そして、曲が終わり、古村さん、石井さん、江口さん、波田野さんがステージを降りる。
場内はアンコールを求める拍手と大声援!?
それに応えてわりとすぐステージに戻ってきてくれて、「居場所がないんで。」という事だそうですが。
でも、ステージに戻ってもすぐ演奏始めるわけでもなく「少し休ませて」とタバコ吸ってました。古村さんだけじゃなく、石井さんも江口さんも。波田野さんは吸ってなかったような記憶がありますが、あまり定かじゃありません。
アンコール曲に入る前に古村さんが色々話してくれて、商売柄、よく歯医者さんに行くそうで、その歯医者さんが古村さんの事を「サックス吹き」だって知ってて、(外人の)サックス奏者の○○さんが亡くなりましたね、って言われて、驚いて調べたら○○さんじゃなくて、そのご兄弟かなんかの方で、古村さんもすごく驚かれたようで、
「サックス吹きは長生きが多いんだけど。」
「オレはどうかわからないけど。」
なんて事もいってましたけど、でも、そんな事言わずにどうか長生きして、いつまでもボクらに元気がでるサックス聴かせて下さい。と色々話し、そして、
♪Aah,look at all the lonely people♪
とこの曲「ELEANOR RIGBY」の出だしを歌ったかと思うと、
「歯の抜けた孤独な老人!・・・とここで歯医者に戻るわけで!」
には江口さんが思わず
『うまい!』
この曲もこれまた聴いてて圧巻だったのですが、クルセイダーズの曲というよりもこのメンバーの曲!という感じで聴き入っていました。この曲の途中、サックスのパートが休みのときに、古村さんはステージ上でしゃがみ込み、そしたらタバコを吸い始めてました。サックス吹きながらタバコは吸えないから、しばらく古村さんの出番はなし!?って思っていたら、案の定、しばらくの間、ゆっくり吸って、それから満を持してテナー・サックスくわえ演奏に再び参加されてました。古村さんがいない間もベース、キーボード、ドラムスの熱い演奏に聴き入ってましたが、やっぱり古村さんのサックスが入るとこれまた格別でした。
曲が終わり、
「やっぱり“生”は違う!“生”気持ちいい!!」
と意味深にヤらしく言った後、
「キーボード・石井為人、ドラムス・波田野哲也、そして、バンマス!」
とメンバー紹介、最後に
「古村でした!」
とちょっとこれまた、はにかんだ感じでボソッと一言。 熱い演奏お疲れ様でした。
ちょっと振り返って、第二部の初めの方だったと思うのですが、この日も古村さんはお酒を飲めないみたいで、
「オレは酒飲んでた方が運転はうまいんだ!」
「車庫入れなんかも一回でできちゃうし・・・次の日覚えてないけど!」
「若い頃は何度かやったけど、罰金30万円になってやらなくなった。」
「罰金が30万円じゃなければやっていいというわけじゃないけど・・・」
さらには、水谷公生さんと姫野達也さんという「大先輩2人」を乗せて、外堀通りで検問に捕まった事もあるそうで、その後、人に聞いたところでは外堀通りはよく飲酒運転の取締りしてるそうで、だいたい午前3時まで。で、古村さんが捕まっちゃったのが2時50分ごろだったそうで、他にも飲酒運転してそうな車がいても、
「もう時間だから」とそ知らぬ振りだったそうで、
「オレが最後の“お客さん”!」
とそんな若き日の過ちもカミングアウトしてくれちゃったこの日の古村さんでした。
でも、飲酒運転は決してしちゃいけないことなんで・・・
すみません、ボクも若い頃は・・・今はもうやりませんが。
この日のメンバー、キーボードの石井さんは温和な感じの顔立ちの方で、そしたら、その奏でる音色もすごく優しい音でした。聴いてて気持ちが安らぐ、そんな感じの音色を奏でてくれました。
ベースの江口さんは、黒いニット帽被って、口髭とあご髭をはやしていて、というとWILDな感じを想像されるかもしれませんが、常に穏やかな表情で、ボクは達磨大師を思い浮かべました。重複しますが、江口さんのベースソロはすごく聴ごたえがあり、改めてベースという楽器の魅力を教えていただきました。
ドラムスの波田野さんは、とてもパワフルなんだけど、でも、ベースソロのときは静かにシンバルを叩いて、ベースの音色を引き立ててたり、パワフルさの中にも繊細さを感じました。波田野さんは黒いノースリーブのTシャツを着てましたが、頭にはこれまた黒いニット帽それも耳まで被ってて、暑くないのかな〜なんてついつい思っちゃいましたが。
そんなメンバーと演奏していて、とても古村さんが楽しそうなのが印象的でした。
この日の古村さんはテナーとソプラノの2本のサックスだけ、ギターやウィッスル、パーカッションはなし。わりとアップテンポでノリのいい曲ばっかりだったように感じました。
何度も演奏中にメンバーの方と目と目で会話したり、すごく楽しそうに演奏して、それを見ていて、ボクまで楽しかったです。また、このメンバーでのLIVEあるといいのに〜
前回、古川村太郎でこの会場に来た時は立ち見の人もいましたが、この日は空席もありました。 見る方にしてはかえってそのくらいの方がいいんですけど・・・
この日のLIVEで改めて古村さんのアルバム「07−11−1/2“奥の極細道”」のよさを感じました。またじっくり聞き込んでみようかと思います。このアルバムだけじゃなくて、他のもね。
「奥の極細道」というと、一番最初に思い浮かべるのが「スペシャル脳天気」という曲ですが、この日のLIVEでは、演ってくれませんでした。でも、不満はないです。楽しさ120%のLIVEでしたから。古川村とはこれまた違った古村さんの魅力を堪能したこの日の夜でした。
そして、LIVE後、ステージ上の古村さんに「お疲れ様でした。楽しかったです。ありがとうございました。」とお声をかけさせていただいて、握手していただき、家路へと向かいました。帰りの電車の中ではこの日のLIVEを反芻して、余韻に浸って。
そして、このレポ書きながらも余韻に浸ってます。もうだいぶ記憶は薄れたけど、あんな事あったけ、こんな事言ってたっけ、って。
本当に楽しいひと時をありがとうございました。
古村さん、石井さん、江口さん、波多野さん、お疲れ様でした。またLIVEやってちょんまげ〜
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